2007年10月14日日曜日

神鈴の滝




虫の声が聞こえる。
鳥の声が聞こえる。
水の音が聞こえる。
あの場所を通ると、松の香りが漂う。空気のかたまり。

神鈴の滝。
登山道脇にできたわずかな遊歩道がある。
古い神鈴の滝とは、あしだが谷(こうもり沢)にある。
考えてみれば、そちらも登山道脇の道であった。

新しい神鈴の滝も、同じ理由でできたと言っても良いかもしれない。
新しい時代に、新しく。
古い時代のそれは、古く。

それも良いかもしれない。
何もむきになる必要はないのかも。
何をむきになっていたのだろう。
どうして、こだわる必要があるのだろう。

あそこにあるのが古いもので、
こちらにあるのが新しいもの。
古く、古く、新しく、新しく。
三つ峠の古いものと、新しいもの。

虫の声が聞こえる。
鳥の声が聞こえる。
水の音が聞こえる。
あの場所を通ると、松の香りが漂う。空気のかたまり。

無心になって、歩いてみる。

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