2007年8月6日月曜日

方位磁石が狂う

迷う。もとの場所にも戻れない。
磁石だけを頼りに、元の場所に戻れるのか?
歩く。
道らしいものがあれば、そこを歩く。
なければ、歩きやすいところを探して歩く。
岩があれば、それを避ける。
樹木があれが、それを避ける。
崖になっていれば、...。
磁石の方位だけの判断で、もとの場所に戻れるのか?
樹海の中のように、どこも似ているような場合。

ベクトル。 方向と大きさを持っている。
そうだ、問題は大きさを無視している点。
北に進むとしよう。方位磁石の北の方角。
では、どれだけ移動したのか記録されているか。
障害物があって、東に移動せざるを得ない場合、
北へ移動できる地点まで、東に移動してみよう。
では、どれだけ移動したのか記録されているか。
そこから北に移動してみよう。
では、どれだけ移動したのか記録されているか。

樹海のような場所に、ぽつんと置かれたとき。
磁石の方位だけの判断で、目的地に到達できるのか。

あてずっぽうで歩いていたのでは、
目的地に到着できるわけ無いじゃあないですか。
磁石の方位が狂っているのでしょうか?

『磁石石の近くに磁針を近づけると引きつけられる』そうです。
しかし、ここには『磁石石』もありません。
転がっている石に、磁石を近づけても狂いません。
そもそも方位を決めるときに、近づけるようなことをしないで
使用しているはずです。

西桂町から、金峰山に登る。
磁石は狂いません。『40°も狂う』わけがありません。
磁石片手に登ってみませんか、『富士見散策路ハイキングコース』。
道があります。 迷わずに降りられます。
富士山を眺めるによい場所のひとつです。

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