迷う。もとの場所にも戻れない。
磁石だけを頼りに、元の場所に戻れるのか?
歩く。
道らしいものがあれば、そこを歩く。
なければ、歩きやすいところを探して歩く。
岩があれば、それを避ける。
樹木があれが、それを避ける。
崖になっていれば、...。
磁石の方位だけの判断で、もとの場所に戻れるのか?
樹海の中のように、どこも似ているような場合。
ベクトル。 方向と大きさを持っている。
そうだ、問題は大きさを無視している点。
北に進むとしよう。方位磁石の北の方角。
では、どれだけ移動したのか記録されているか。
障害物があって、東に移動せざるを得ない場合、
北へ移動できる地点まで、東に移動してみよう。
では、どれだけ移動したのか記録されているか。
そこから北に移動してみよう。
では、どれだけ移動したのか記録されているか。
樹海のような場所に、ぽつんと置かれたとき。
磁石の方位だけの判断で、目的地に到達できるのか。
あてずっぽうで歩いていたのでは、
目的地に到着できるわけ無いじゃあないですか。
磁石の方位が狂っているのでしょうか?
『磁石石の近くに磁針を近づけると引きつけられる』そうです。
しかし、ここには『磁石石』もありません。
転がっている石に、磁石を近づけても狂いません。
そもそも方位を決めるときに、近づけるようなことをしないで
使用しているはずです。
西桂町から、金峰山に登る。
磁石は狂いません。『40°も狂う』わけがありません。
磁石片手に登ってみませんか、『富士見散策路ハイキングコース』。
道があります。 迷わずに降りられます。
富士山を眺めるによい場所のひとつです。
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