2007年5月27日日曜日

『柄杓流川』の源流は『三峠』

『柄杓流川』の水は、三峠から流れ出しています。
昔、河口湖から柄杓が流れ、三峠を抜け出したという伝説があります。
しかし、これは伝説。

三峠のうち、東峠、を『水雲山』と呼んでいたようです。
そこには、『北辰妙見菩薩』が祀られていると古文書にあります。

『北辰妙見』とは、『北斗七星』をいうらしいのです。
とすれば、
『天の柄杓』で『河口湖』の水を汲む。
その水の流れる川が『柄杓流川』であると考えるのは自然であると思うのです。

『水雲山』。 都留市大幡方面にこれを祀った社が存在します。
三峠を祀った社であると思われます。

『三峠』は、『みづとうげ』と発音していた。
『水峠』と書かれることもあった。
『水雲山』とも呼ばれた。

三峠には、水に関わる信仰がありました。

ロッククライミングの行われている屏風岩には、
『清龍不動尊』が祀られていたといわれています。

クライマーの方たちが踏み台にしている岩の一つに
かすかな文字が残っています。

夢の跡。 時の流れとは、このこと。
無理に知る必要はありません。
元は、ただの石。
自然にかえっていくだけのことなのですから。

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