山梨県市郡村誌を見ている。明治27年10月出版。
桂村誌。 桂村の役場は現在の西桂町小沼。
山岳の項に三ツ峠山の解説がある。
「本村西北ニアリ嶺上ヨリ二分シ北ハ寶村二属ス樹木繁生渓水數條アリ」
三ツ峠は桂村にあることがわかる。
ここで先に上げた明治17年の点の記の履歴。
西桂村と訂正があるのは、さらに後のこと。
明治8年に桂村となるので、上暮地村や下暮地村とあるのは17年当時まで旧村のなごりが残っていたのかもしれない。
明治においては古い三ツ峠の信仰も多少残っており、大幡や下暮地が三ツ峠への道であったのである。
更に面白いのは、この時点で「ツ」の文字が入っている。
しかし、「三峠」とツの入らない記載と混在しているのである。
時は明治27年のこと。
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