三つ峠の姿は、眺める場所で随分異なる。
富士講の行者たちが見ていたものは岩山。
富士の北に位置する。
三つ峠が三つの岩山であるのは
特定の方角でしか望めない。
三つ峠は岩の山。
その岩から水が出る。
三つ峠は水峠。
この水はどこからやってくるのだ。
富士山の北に位置する三つ峠。
天の柄杓はこの山に水を注ぐ。
三つ峠は岩の塊。 なのに水が湧き出る。
現在では『三ッ峠山』と書いてあるものが多いようですが、かつては『みづとうげ』と発音し『三峠』とも『水峠』とも書かれていました。『三都峠』という古文書もありますが。御巣鷹、開運、木無が三つ峠ではなく、三つ峠そのものが三つの峰を持っています。その姿は西桂でしか見ることができません。大幡方面にのみ『水雲山』と称するお宮が存在します。『開運山』の名称は古文書には見当たりませんが呼べる理由は存在します。
0 件のコメント:
コメントを投稿