西桂中学から三つ峠は見えないと思っていた。
ここから三つ峠が見えるのである。
学校林(城山…かつて烽火台があったとされる)と金峰山の間。
滝入のくぼみの上。
中野川と数見川に挟まれるこの地。
かつては水路脇に小道があった。
先の宮へ続く道である。
先の宮は小沼と下暮地の元の宮とされる。
三つ峠との位置関係は興味深い。
金峰山を挟み、山頂に柄杓の星が沈む位置なのである。
中学からはまったく見えないと思っていた。
新たな発見。
現在では『三ッ峠山』と書いてあるものが多いようですが、かつては『みづとうげ』と発音し『三峠』とも『水峠』とも書かれていました。『三都峠』という古文書もありますが。御巣鷹、開運、木無が三つ峠ではなく、三つ峠そのものが三つの峰を持っています。その姿は西桂でしか見ることができません。大幡方面にのみ『水雲山』と称するお宮が存在します。『開運山』の名称は古文書には見当たりませんが呼べる理由は存在します。
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