三つ峠は、『みづとうげ』と発音されることが多かった。
そして、それを聞いた文字の書ける者は、
ある人は、『三峠』と書き、また『水峠』とも書いた。
『三都峠』と書くものもいた。
『みつみね』と呼ぶものがいた。
それを聞いた、文字の書ける者は、『三峰』と書いた。
ある者は、『神鈴峰』と書いた。
Q: どれが、正しいのか?
A: 全て正しいのである。
文字を書ける者がどれだけいたのかを考えてほしい。
木無山は、『けなしやま』と呼んでいたのだ。
『毛無山』とも書くこともある。
人々の物の見方によって、漢字が選ばれる。 人それぞれの思いを抱いて。
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