三つ峠とは、どんなふうに考えられていた山なのか?
三つ峠は、阿弥陀三尊の姿なのである。
手前にあるのが『金峰山』。
金峰とは『仏の出現する黄金の浄土』を意味するらしい。
撮影している場所には、浅間神社。
ここには、空胎上人の水修行の場がある。
この位置関係が重要な鍵なのだ!
三つ峠の尾根に夕日が沈んでいく。
太陽が沈んだあとも岩場を照らす日差し。
西方浄土。
三つ峠そのものが、『阿弥陀三尊』であるのだ。
南無阿弥陀仏。
三つ峠の山中の石に刻まれる名号。
これが三つ峠の信仰であったのである。
現在では『三ッ峠山』と書いてあるものが多いようですが、かつては『みづとうげ』と発音し『三峠』とも『水峠』とも書かれていました。『三都峠』という古文書もありますが。御巣鷹、開運、木無が三つ峠ではなく、三つ峠そのものが三つの峰を持っています。その姿は西桂でしか見ることができません。大幡方面にのみ『水雲山』と称するお宮が存在します。『開運山』の名称は古文書には見当たりませんが呼べる理由は存在します。
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