2008年11月1日土曜日
三つ峠を眺める者たち
富士山を目指した者たちは、 富士吉田へ降りれば、
三つ峠を正面に見る。
屏風岩がくっきり見える。
この特異な山を、意識しなかったはずはない。
目の前の岩場の山。
三つ峠を登るものたちは、富士山を意識した。
富士山を登るものたちは、三つ峠を意識した。
しかし、三つ峠を見る形は、違っていた。
御巣鷹山、木無山を意識したのは、富士講の人たちだったに違いない。
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現在では『三ッ峠山』と書いてあるものが多いようですが、かつては『みづとうげ』と発音し『三峠』とも『水峠』とも書かれていました。『三都峠』という古文書もありますが。御巣鷹、開運、木無が三つ峠ではなく、三つ峠そのものが三つの峰を持っています。その姿は西桂でしか見ることができません。大幡方面にのみ『水雲山』と称するお宮が存在します。『開運山』の名称は古文書には見当たりませんが呼べる理由は存在します。
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