
季節の異なる『顔の岩』を紹介しておきましょう。
八十八大師を通り過ぎ、いよいよ『親不知』です。
ここは、緊張するばしょです。
足元を気にしながら通り抜けてしまいます。
チョッと待ってください。
この親不知を渡る前に、足を止めてください。
そこで、正面の岩場を眺めてください。
そこは、天保時代の絵図には『水雲山』と呼ばれているところ。
三つ峠の東のピークです。
午前中。 午前中にだけ見える『顔の岩』です。
200年前の人たちにだって、そう見えていたと思うのです。
現在では『三ッ峠山』と書いてあるものが多いようですが、かつては『みづとうげ』と発音し『三峠』とも『水峠』とも書かれていました。『三都峠』という古文書もありますが。御巣鷹、開運、木無が三つ峠ではなく、三つ峠そのものが三つの峰を持っています。その姿は西桂でしか見ることができません。大幡方面にのみ『水雲山』と称するお宮が存在します。『開運山』の名称は古文書には見当たりませんが呼べる理由は存在します。
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