何かを信じているから登るわけではない。
ただ、ただ、登ることで気がまぎれるからのこと。
何かを信じてるわけではない。
時間をつぶすために登っているのである。
季節を感じ、朝夕の時間を感じる。
どっぷり汗を流す。
自分の足で帰ってくる。
実に無駄なことをしているだけだ。
人がいる。動物がいる。
だからこの山に登る。
ここに自分がいる。
現在では『三ッ峠山』と書いてあるものが多いようですが、かつては『みづとうげ』と発音し『三峠』とも『水峠』とも書かれていました。『三都峠』という古文書もありますが。御巣鷹、開運、木無が三つ峠ではなく、三つ峠そのものが三つの峰を持っています。その姿は西桂でしか見ることができません。大幡方面にのみ『水雲山』と称するお宮が存在します。『開運山』の名称は古文書には見当たりませんが呼べる理由は存在します。
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