もう少し、もう少し前のほうが良かったのに。
三ツ峠が見え隠れする。
じっと眺めていたかった。
近くの神社に桂の木がある。
先日まで見事な黄色だったのに、今はすっきり。
着実に季節が移り変わっていく。
前回の三ツ峠山中で新たな発見があった。
石造物には年号だけでなく、日付も彫られていたのだ。
とっくに判っていたと思っていたのに知られていないことがある。
また出かけなきゃあねえ、三ツ峠の山。
現在では『三ッ峠山』と書いてあるものが多いようですが、かつては『みづとうげ』と発音し『三峠』とも『水峠』とも書かれていました。『三都峠』という古文書もありますが。御巣鷹、開運、木無が三つ峠ではなく、三つ峠そのものが三つの峰を持っています。その姿は西桂でしか見ることができません。大幡方面にのみ『水雲山』と称するお宮が存在します。『開運山』の名称は古文書には見当たりませんが呼べる理由は存在します。
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