絵図のどこかというと、この部分。
男と女の石がある。
躰と躰の文字は、外しておきます。
石と石に惑わされて。
探していたのです、この石。
石だと思っていたので、さまよって。
その場所にいたのに気が付かなくて。
ちっとも見えりゃあしません。
離れて、離れて目について。
これ、これ、これがそれの石。
石というより、岩ではありませんか。
やっぱり面白いじゃあありませんか。
三ツ峠の絵図、甲斐神鈴峰之図。
現在では『三ッ峠山』と書いてあるものが多いようですが、かつては『みづとうげ』と発音し『三峠』とも『水峠』とも書かれていました。『三都峠』という古文書もありますが。御巣鷹、開運、木無が三つ峠ではなく、三つ峠そのものが三つの峰を持っています。その姿は西桂でしか見ることができません。大幡方面にのみ『水雲山』と称するお宮が存在します。『開運山』の名称は古文書には見当たりませんが呼べる理由は存在します。
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